💡自然栽培にスポットを当てよう🍃

乾式水田について、参考程度にお願いします

【1. 田んぼの乾田化】

・排水を良くし、湿りすぎを防ぐために明渠・暗渠を整備。
・必要に応じて高畝化や客土も行う。

【2. 代かき不要】

・通常の水田のような代かきはせず、乾いた状態で耕耘・整地。
・トラクターや管理機で平らに仕上げます。

【3. 直播または移植】

・種籾を直播(じかまき)するか、苗を乾田に移植。
・直播なら水を使わない「乾式直播機」なども有効。

【4. 雑草対策】

・水を張らないため雑草が多くなりやすい。
・マルチ、早期除草、浅耕などで抑制。

【5. 収穫】

・乾いた田面なので収穫機が入りやすく、作業効率が高い。

【メリットと注意点】

◎ メリット: 機械化しやすい、省力的、作業時期の自由度が高い。
× 注意点: 雑草が増えやすい、水管理による害虫抑制ができない。

乾式水田の収量とポイント

【収量の目安(1反あたり)】

栽培方法 収量(kg) 備考
慣行水田(代かき+移植) 400〜500 通常の水田
乾田・直播 300〜450 播種・雑草管理が重要
乾田・移植 350〜480 安定性あり

【収量を左右する要素】

・排水性の良い土壌
・早期・継続的な雑草管理
・播種密度と条間の最適化
・雨や水分のタイミング調整

【まとめ】

乾式水田でも工夫次第で400kg/反の収量を目指せます。
水を張らない分、**人の知恵と手間**が収穫を左右します。

乾式米の作り方

【1. 稲刈り】

・稲穂が完全に黄金色に色づき、穂先が下を向いたら刈り取り時期。
・稲を根元から刈り、束ねて乾燥の準備をします。

【2. 天日干し(はさ掛け)】

・刈った稲を「はさ木」や「竹の棒」にかけて風と太陽で干します。
・日中は天日、夜は露に当たらないよう工夫(覆いがあると理想)。
・期間は7〜14日間、乾燥が進み稲穂がカサカサになるまで。

【3. 脱穀・籾すり】

・十分に乾いた稲から脱穀機(足踏み式も可)で籾を落とします。
・その後、籾すり機で玄米にし、必要に応じて精米します。

【ポイント】

・天日干しによって香り・甘み・食感が向上。
・電気乾燥よりも手間はかかりますが、自然派の保存法として最適。

【注意点】

・雨天が続くとカビや発酵のリスクがあるため、覆い・雨除けが重要。
・鳥や虫からの保護にも注意。