「6種複合免疫療法」とは?
自由診療
免疫細胞療法
概要
患者本人の血液から免疫細胞を取り出し、6種類の免疫細胞を体外で増やし活性化して体内に戻すという治療法。
保険適用外の自由診療で行われることが多く、標準治療ではありません。
保険適用外の自由診療で行われることが多く、標準治療ではありません。
対象となる免疫細胞(例)
| 細胞種 | 役割 |
|---|---|
| 樹状細胞(DC) | 抗原提示、T細胞を活性化 |
| NK細胞 | 自然免疫でがん細胞を直接攻撃 |
| キラーT細胞(CTL) | 特異的に腫瘍を認識し破壊 |
| NKT細胞 | サイトカイン産生、免疫全体の調整 |
| γδT細胞 | 非典型的ながん認識、即応性 |
| ヘルパーT細胞 | 免疫応答をサポート・強化 |
治療プロセス(一般的な流れ)
① 採血
患者の血液を採取し、免疫細胞を分離
② 培養・増殖
3週間前後かけて、数千万→数十億個に増殖
③ 投与
点滴で体内へ戻す(20〜30分程度)
④ 繰り返し
1クール=6回程度、定期的に行う例が多い
特徴と主張される利点
- 副作用が少ないとされる
- 他の治療(手術・放射線・薬物療法)との併用可能と説明される
- 再発・転移例にも使えると宣伝されることがある
注意点
・科学的エビデンスは限定的で、大規模臨床試験での有効性は未確認。
・保険適用外で、費用は高額(数十〜数百万円/クール)。
・効果は症例ごとにばらつきが大きい。
・感染リスクや自己免疫反応など理論的リスクもゼロではない。
・標準治療(ホルモン療法、化学療法、放射線治療等)とは位置づけが異なるため、主治医とよく相談が必要。
・保険適用外で、費用は高額(数十〜数百万円/クール)。
・効果は症例ごとにばらつきが大きい。
・感染リスクや自己免疫反応など理論的リスクもゼロではない。
・標準治療(ホルモン療法、化学療法、放射線治療等)とは位置づけが異なるため、主治医とよく相談が必要。
まとめ
「6種複合免疫療法」は免疫細胞療法の一種で、複数の免疫細胞を活性化して戻すアプローチ。
一部クリニックで提供されていますが、標準治療ではなく、自由診療です。
延命や根治の効果は科学的に確立されていないため、情報をよく確認した上で慎重に判断する必要があります。
一部クリニックで提供されていますが、標準治療ではなく、自由診療です。
延命や根治の効果は科学的に確立されていないため、情報をよく確認した上で慎重に判断する必要があります。
※この内容は公開情報を基にまとめた一般的な解説です。医学的判断は必ず主治医とご相談ください。