📱 ブドウ糖を「ゆるやかにする」成分表と野草リスト

※薬機法に配慮して 「血糖バランスをやさしく支える」等の表現で記載しています。治療・診断を目的としてません。

成分表 野草トップ5 摂り方 発酵レシピ 1日の目安量 注意点

🗂 主要成分 × 作用 × 野草トップ5

カテゴリ/成分 主なはたらき(血糖まわり) 含有が知られる野草トップ5(+他)
α-グルコシダーゼ阻害
DNJ(デオキシノジリマイシン)
小腸での糖の分解をゆるやかにし、食後の急な上がりをやさしく。 桑の葉(クワ葉)カキドオシオオバコ(種皮含む)ヤマノイモ葉クズ若葉
+他:ヤマグワ系の若葉全般、クワ芽茶 など
可溶性食物繊維
イヌリン/ペクチン/粘質多糖
糖の吸収スピードをゆるやかに。発酵で短鎖脂肪酸(SCFA)を生み、代謝をやさしくサポート。 タンポポ根(ダンデライオン)ゴボウ(野生/栽培)オオバコ種皮ヨメナ等キク科ノビル
+他:ヤーコン葉/根、アザミ類、アカザ など
多酚類
クロロゲン酸/ルチン/ケルセチン等
糖輸送の負担を軽くし、肝臓からの糖放出にも穏やかに働きかけることが知られる。 ヨモギイタドリ(スイバ/ギシギシ含むタデ科)ドクダミクワ葉(ルチン)ヤマブドウ葉
+他:スイカズラ、カキドオシ、スギナ 等
ミネラル同伴
Mg/K/Cr 等(食品中)
食事全体でのバランス支援(糖代謝に関与)。
※野草はミネラルが豊富なものが多い。
イラクサ(アイコ)スギナヨモギフキ若葉アカザ
+他:オオバコ、ワラビ(灰汁処理必須)等
発酵起点
乳酸菌/酵母 × 繊維
繊維を発酵→短鎖脂肪酸(酢酸/プロピオン酸/酪酸)産生で「なだらかさ」を後押し。 オオバコ×乳酸発酵ヨモギ×甘酒発酵クズ葉×発酵茶ドクダミ発酵茶クワ葉麹

※野草は産地・採取時期・乾燥条件で含有が変動します。上記は「候補」として参考に。

🧪 成分ごとの詳しい使い方

① DNJ(デオキシノジリマイシン)|α-グルコシダーゼ阻害

含有が知られる野草トップ5

  • 桑の葉(クワ葉)
  • カキドオシ
  • オオバコ(特に種皮:プランタゴオバタ類似用途)
  • クズ若葉
  • ヤマノイモ葉

+他:ヤマグワの若芽、クワ芽茶 など

摂り方 & 1日の目安

  • お茶:乾燥葉 2–3g を熱湯 200–300mL、3–5分抽出 × 1–2回/日
  • 粉末:微粉末 1–2g を食前の温水やヨーグルトに
  • 発酵:クワ葉麹(甘酒基材と合わせる)小さじ1–2/日

食前〜食中に少量試すと「なだらかさ」を体感しやすい場合があります。

簡単レシピ(食前向け)

名称材料(g)作り方タイミング
クワ葉プレーンティー 乾燥クワ葉 2.5 / 熱湯 250mL 沸かした湯で3–4分。濃すぎない抽出で。 食前〜食中
カキドオシ微粉ドリンク カキドオシ粉 1 / ぬる湯 120mL / はちみつ 2〜3滴(任意) ダマにならないよう攪拌。 食前

注意:薬を服用中(特に糖に関わる処方)や妊娠・授乳中は、量を増やす前に専門家へ。飲み合わせで下がり過ぎを避けるため。

② 可溶性食物繊維(イヌリン/ペクチン/粘質多糖)

野草トップ5

  • タンポポ根(乾燥焙煎で香ばしい)
  • ゴボウ(野生/栽培ともに繊維豊富)
  • オオバコ種皮(強い増粘で満足感)
  • ノビル(ユリ科系の粘質)
  • キク科若芽(ヨメナ等)

+他:ヤーコン、アザミ、アカザなど。

摂り方 & 1日の目安

  • 粉末:オオバコ種皮 1–3g を水200mLに分散(素早く飲む)
  • :タンポポ根焙煎 3g/300mL を10分煮出し
  • スープ:刻みゴボウ 30–50g を汁物に

水分を十分に。少量から開始し、腸の様子を見て調整。

簡単レシピ

名称材料(g)作り方タイミング
タンポポ根ロースト茶 乾燥根 3 / 水 300mL 弱火10分煮出し。濾して飲む。 食前〜食中
オオバコジェル オオバコ種皮 2 / 水 200mL 素早く混ぜて増粘させ、ゆっくり摂る。 食前

注意:腸閉塞既往や嚥下障害がある場合は不可。薬の内服間隔は30–60分あける。

③ 多酚(クロロゲン酸/ルチン/ケルセチン等)

野草トップ5

  • ヨモギ(ポリフェノール豊富)
  • イタドリ(タデ科多酚)
  • ドクダミ(フラボノイド)
  • クワ葉(ルチン)
  • ヤマブドウ葉

+他:スイカズラ、カキドオシ、スギナ 等。

摂り方 & 1日の目安

  • :乾燥葉 2–3g/250mL、3–5分
  • 粉末:0.5–1.5g を料理やスムージーへ
  • 乳酸発酵:微塩でもみ→乳酸発酵(常温1–2日)後に刻んで少量

簡単レシピ

名称材料(g)作り方タイミング
ヨモギ浅蒸し茶 乾燥ヨモギ 2 / 熱湯 250mL 3分蒸らし。渋みが苦手なら短め。 食中
イタドリ乳酸漬け(少量) 若茎 50 / 塩 1(2%)/ 砂糖 0.5 / 水 50 重しをして1–2日室温。酸味で少量を副菜に。 食中

注意:ドクダミは体質で合わない場合あり。初回はごく少量から。

④ ミネラル同伴(Mg/K などで全体をサポート)

野草トップ5

  • イラクサ(アイコ)
  • スギナ
  • ヨモギ
  • フキ若葉(下処理必須)
  • アカザ

摂り方 & 1日の目安

  • お浸し/和え:下茹で 60–80g を小鉢に
  • 粉末:0.5–1g/日 を汁物へ
  • :2g/250mL、3–5分

簡単レシピ

名称材料(g)作り方タイミング
アイコ下茹で和え 若芽 80 / 醤油 3 / すりごま 3 塩少々で1–2分茹で→冷水→和える。 食中
スギナ微粉みそ汁 スギナ粉 0.5 / みそ汁 1杯 仕上げに振り入れて香りを残す。 食中

注意:カリウム制限がある方(腎機能の指示など)は医療者の指導に従う。

⑤ 発酵で短鎖脂肪酸(SCFA)を育てるセット

相性の良い素材

  • オオバコ種皮 × 乳酸発酵(とろみがスターターの足場に)
  • ヨモギ × 甘酒発酵(麹の酵素でまろやかに)
  • クズ葉 × 発酵茶(軽い酸味)
  • ドクダミ × 発酵茶(少量ずつ)
  • クワ葉 × 麹(香り穏やか)

1日の目安

  • 発酵茶 150–200mL を1–2回
  • 発酵副菜 30–50g を1回
  • 甘酒×野草ブレンド 50–100mL を1回

発酵レシピ(実用)

名称材料(g)作り方タイミング
ヨモギ甘酒スムージー 甘酒 80 / ヨモギ粉 0.5 / 水 70 / レモン汁 2 全てブレンド。酸で甘さキリッ。 食前〜食中
クワ葉麹ディップ 米麹 30 / プレーンヨーグルト 60 / クワ葉粉 0.7 / 塩 0.3 冷蔵で12–24h置き、野菜に添える。 食中

注意:自家発酵は衛生第一。器具の熱湯消毒、塩分濃度、温度管理を守る。

🧭 使い分けクイックガイド

場面おすすめポイント
食前に「急上昇」をやさしくしたい クワ葉茶 250mL / カキドオシ粉 1g ドリンク 最初は薄め・少量で様子見。苦味は抽出短め。
満足感&ゆっくり吸収 オオバコ種皮 1–2g を水と すぐに増粘→素早く摂って十分な水分。
副菜でコツコツ イタドリ乳酸漬け 30g / アイコお浸し 塩分控えめ、酸味で食べやすく。
温かい汁物にひと工夫 スギナ粉 0.5g をみそ汁へ 仕上げに振って香りと栄養をプラス。

⚖️ 安全・注意・法令表現