🌾 ブタクサとセイタカアワダチソウの違い
| 項目 | ブタクサ | セイタカアワダチソウ |
| 分類 | キク科ブタクサ属(Ambrosia) | キク科アキノキリンソウ属(Solidago) |
| 原産地 | 北アメリカ原産(明治期に侵入) | 北アメリカ原産(戦後に広がる) |
| 草丈 | 0.5〜1.5mほど | 1〜3mと高い(「背高泡立草」) |
| 花の色 | 黄緑色(目立たない) | 鮮やかな黄色 |
| 花の咲く時期 | 8〜10月 | 9〜11月 |
| 花粉の飛び方 | 風媒花(風で花粉を飛ばす) | 虫媒花(虫が運ぶため花粉は飛びにくい) |
| 花粉症の原因 | ◎ 強い(主な秋の花粉症原因) | × ほとんど影響なし |
| 香り・蜜 | ほぼ無臭 | 蜜がありミツバチなどが寄る |
| 葉の形 | 深く切れ込みがありシダのよう | 細長く滑らか、切れ込みなし |
| 根の性質 | 浅い根で群生しやすい | 地下茎で広がる強い繁殖力 |
| 除去の難易度 | 比較的抜きやすい | 根が残ると再生するため厄介 |
🌼補足:
・セイタカアワダチソウは「花粉症の犯人」と誤解されがちですが、実際には虫媒花のため飛散しにくく、アレルギー原因はほとんどありません。
・ブタクサの方が花粉を大量に飛ばすため、秋のアレルギーや鼻炎の原因になります。
・どちらも外来種ですが、近年は在来植物との共存バランスも変化しています。