♨️ 薬草風呂の煮出し液|作り置き&保存マニュアル
季節の薬草を使い、手軽に保存・再利用できる方法。
ヨモギ・ドクダミ・スギナ・セイタカアワダチソウなどに対応。
1️⃣ 基本の煮出し液の作り方
- 乾燥薬草 30〜50g(1回分)を布袋やお茶パックに入れる。
- 鍋に 2Lの水 を入れ、薬草を入れて中火→弱火で10〜15分煮出す。
- 火を止め、5分ほど置いてから布袋を取り出し、こす。
- 粗熱を取って清潔な容器に移す。
💡 香りを強くしたい時は、火を止めてから10分ほどフタをして蒸らすと◎。
(特にヨモギやカキドオシなど、揮発性成分が多い薬草に有効)
2️⃣ 保存方法と期間
| 保存方法 | 容器・条件 | 保存期間の目安 |
| 冷蔵保存 | ガラス瓶 or PETボトル/密閉・4〜6℃ | 2〜3日 |
| 冷凍保存 | 製氷皿 or スタンドパウチで小分け | 約1ヶ月 |
| 真空パック | 冷蔵庫/密封状態で保管 | 1〜2週間 |
⚠️ 常温放置は雑菌繁殖の恐れがあるため避ける。
再利用時は必ず温め直し(60℃以上)して使用。
3️⃣ 再利用・活用方法
♨️ 入浴用(2回目)
- 前日冷蔵しておいた煮出し液を再加熱して浴槽へ。
- 香りが薄い場合は新しい薬草5〜10gを追加。
- 2回目以降は必ずその日のうちに使い切る。
🌸 フットバス・手浴用
- 残り液500mlを洗面器に薄めて使用。
- 冷え・疲労時に。ミント系を加えると爽快。
- 使用後は捨て、容器を洗浄。
4️⃣ 保存パック・冷凍アイス化アイデア
- 製氷皿で凍らせて「ハーブアイスキューブ」に。
- 1回の風呂に3〜5個入れると手軽に香り復活。
- 夏場の足湯・洗面ケアにも便利。
5️⃣ 煮出し後の薬草の再利用
- 乾燥させて脱臭剤やサシェ(香り袋)に。
- 堆肥に混ぜて自然循環。
🌿ブタクサや刺激性の強い草はサシェ利用にも不向き。
セイタカアワダチソウやヨモギ・ドクダミなどはOK。
6️⃣ 衛生管理のポイント
- 鍋・容器・布袋は使用前後に熱湯またはアルコールで消毒。
- 長期保存する場合は煮沸瓶詰めか冷凍が安全。
- 臭いや変色が出た場合は破棄。
📅 おすすめブレンド保存例:
春:ヨモギ+カキドオシ/夏:ミント+ドクダミ/秋:セイタカアワダチソウ+スギナ/冬:クズ+ヨモギ
冷凍パックごとに季節名を書いておくと便利。
本内容は民間利用の目安です。体調・肌質に応じて調整し、医療行為を目的としない範囲でご活用ください。