① HIFU後の「救済放射線」専用まとめ
HIFU(高密度焦点式超音波)は低侵襲だが、局所再発が比較的多い(60〜75%)。
そのため再発時に最も使われるのが 救済放射線(IMRT/陽子線) だ。
■ 再発判定の基準(HIFU後)
- PSA最低値(ナディア)から25%以上の上昇
- PSAが2.0 ng/ml以上
- MRIやPSMA-PETで局所/転移が確認されれば臨床的再発
■ 救済放射線の選択(2大治療)
| IMRT(強度変調放射線) | 一般的・全国どこでも可能。根治性高い。 |
| 陽子線 | 正常組織のダメージ最少。副作用が最も軽い。 |
■ 救済放射線の効果(実データより)
- 70〜85%がPSA非再発(5年)
- 直腸炎:1〜3%(非常に低い)
- 排尿症状:5〜15%程度
📌 HIFU → 再発 → 救済放射線 フローチャート
1️⃣ HIFU実施
↓
2️⃣ PSA下降 → 最低値(ナディア)確認
↓
3️⃣ PSA上昇(25%↑ or 2.0↑)
↓
4️⃣ MRI・PSMA-PETで部位特定
↓
5️⃣ 局所再発 → IMRT/陽子線で救済
↓
6️⃣ PSA安定 → 再発率 70〜85%改善