IMRT(強度変調放射線治療)の金額と保険適用
日本の公的医療保険 前提
前立腺がんを例に
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保険適用の基本
| 区分 | 適用の目安 | メモ |
|---|---|---|
| 限局性の固形悪性腫瘍(転移なし) | 原則、保険適用 | 前立腺の根治照射・術後照射など |
| 転移ありの症例 | 適用外の可能性 | 施設・病状で個別判断。自由診療扱いになる場合あり |
※実際の適用可否は診療科(放射線治療医)で最終判断されます。
※高額療養費制度を利用すると、月ごとの自己負担は所得区分の上限まで軽減されます。
※高額療養費制度を利用すると、月ごとの自己負担は所得区分の上限まで軽減されます。
費用の目安(保険適用時)
| ケース | 照射回数の例 | 総医療費の目安 | 自己負担(3割)の目安 |
|---|---|---|---|
| 根治的IMRT(外来) | 20〜38回 | 約 34〜124 万円 | 約 10〜40 万円 |
| 術後補助/救済IMRT | 25〜35回 | 約 30〜100 万円 | 約 9〜30 万円 |
※上記は照射料・計画料が中心の概算。初再診・検査・固定具・画像等は別計上になることがあります。
※高額療養費制度を使うと、実際の窓口支払いは各月の「自己負担上限額」程度に抑えられます。
自由診療になった場合(例:転移ありで適用外)
自由診療では施設ごとの設定額になり、数十万円〜数百万円のレンジになることがあります。
事前に見積書の発行を依頼し、支払い方法・分割可否・医療費控除の扱いを確認しましょう。
事前に見積書の発行を依頼し、支払い方法・分割可否・医療費控除の扱いを確認しましょう。
関連費用(合算されやすい項目)
診療・検査など
- 治療計画CT/MRI、マーカー留置
- 採血(肝腎機能)、尿検査
- 外来管理・処置料
併用療法の費用
- ADT(去勢療法):月換算3〜10万円(自己負担前)
- 新規ホルモン薬:月30〜70万円(自己負担前)
- 骨修飾薬:1〜10万円/回(自己負担前)
自己負担を抑えるコツ
- 限度額適用認定証を事前申請(その月の窓口負担を上限内に)
- 治療スケジュールが月をまたぐ場合は、上限適用の月を意識して通院計画を相談
- 薬剤は規格・日数で価格が変わるため、薬局で見積りを確認
まとめ
・IMRTは限局性がんで保険適用、自己負担は3割なら概ね10〜40万円(高額療養費でさらに軽減)。
・転移がある場合は適用外の可能性があり、自由診療では費用が大きく変動。
・正確な金額は施設見積り+高額療養費の上限額で最終確認を。
・転移がある場合は適用外の可能性があり、自由診療では費用が大きく変動。
・正確な金額は施設見積り+高額療養費の上限額で最終確認を。
※本ページは目安整理です。最新の適用条件・金額は医療機関(放射線治療科)・加入保険者へご確認ください。