| 野草名 | 主成分（サリチル酸系） | 部位 | 含有量（mg/g） | 参考文献・備考 |
|---|---|---|---|---|
| ヤナギ（Salix spp.） | サリシン（Salicin） | 樹皮 | 5〜15 mg/g 種により差（Salix purpurea, S. alba等） |
日本産ヤナギ樹皮も同等レベル（欧州薬局方データ参照）。 アスピリンの原型成分。 |
| シラカバ（Betula platyphylla） | サリシン、ベツリン酸 | 樹皮 | 約 0.5〜2.0 mg/g（低〜中） | サリシンは微量、抗炎症は主にトリテルペン由来。 |
| ユキノシタ（Saxifraga stolonifera） | サリチル酸、ケンフェロール | 葉 | 0.05〜0.2 mg/g（微量） | 外用効果中心。抽出法（アルコール抽出）で変動。 |
| ヨモギ（Artemisia princeps） | サリチル酸、クロロゲン酸 | 葉 | 0.02〜0.1 mg/g（痕跡〜微量） | 抗炎症成分は主に精油・ポリフェノール。サリチル酸は副次的。 |
| ドクダミ（Houttuynia cordata） | 微量サリチル酸、クエルシトリン | 地上部 | 検出例あり（<0.01 mg/g） | 主要作用はデトックス・抗菌・抗炎症（非サリチル酸系）。 |
| セイタカアワダチソウ（Solidago altissima） | サリチル酸メチル、フラボノイド | 葉・花 | 0.1〜0.5 mg/g | 抗炎症・鎮痛に関与。開花期が最も含有率高い。 |