化学療法(ドセタキセル)入院の流れと副作用対策

前立腺がん全摘後に再発が確認され、ホルモン療法で効果が薄くなった場合、 抗がん剤「ドセタキセル」による化学療法を行うことがあります。 初回は副作用の確認のため、数日間の入院治療となることが多いです。

1. 入院の目的と期間

2. 1日の流れ(ドセタキセル投与日)

🕗 7:00 起床・検温・朝食:体調を確認し、軽食をとる。

🕘 9:00 点滴前投薬:ステロイドや吐き気止めを投与。

🕙 10:00〜11:30 ドセタキセル点滴:約60〜90分でゆっくり投与。看護師が常に確認。

🕛 12:00 昼食・安静:少し休みながら食事をとる。

🕒 15:00 診察・血圧・副作用チェック

🕕 18:00 夕食・水分補給:水を多めに飲み、代謝を促す。

🕙 22:00 就寝

3. 主な副作用と対策

ドセタキセルは骨髄抑制・脱毛・倦怠感・浮腫などが出ることがあります。 多くは一時的で、予防薬や生活の工夫で軽減可能です。

4. 費用の目安(3割負担の場合)

💉 初回入院(3〜5日) … 10〜20万円程度

🏠 2回目以降の外来投与(3〜4週間ごと) … 約5〜8万円/回

※高額療養費制度を利用すれば、自己負担は月上限3〜8万円ほどになります。

5. 退院後の過ごし方