糖尿病ケア|乾燥野草茶・発酵茶・採取時期とレシピ
🍒血糖上昇を穏やかにし、自然の香味で満足感を与える「乾燥野草茶」と「発酵茶」。
五箇山など山間地の環境を想定し、採取時期・乾燥保存・抽出法をまとめました。
① 乾燥野草茶|採取時期と基本の淹れ方
| 野草名 | 採取時期 | 乾燥・保存方法 | 1杯分の抽出法 | ポイント |
| 桑の葉 |
5〜7月(新葉が開いた頃) |
洗って日陰干し→40℃前後で送風乾燥→密閉瓶保存(6か月) |
乾燥葉2gを90℃のお湯200mlで5〜7分 |
抹茶のような香り。血糖サポートの定番。 |
| カキドオシ |
4〜6月(花期の直前が香り最良) |
全草を陰干し。色が残る程度に乾燥。 |
乾燥葉1.5g/90℃で3〜4分 |
脂っこい食事後に。レモンを加えると爽やか。 |
| ヨモギ |
4〜5月(若葉) |
熱湯にサッと潜らせ青臭みを抜き、陰干し→乾燥粉末も可。 |
乾燥葉1g/80℃で3分(濃すぎ注意) |
香りで満腹感を誘う。豆乳割りで代用甘味。 |
| スギナ |
3〜6月(胞子茎後の緑茎) |
細かく刻み陰干し→50℃送風乾燥→防湿瓶保存。 |
乾燥葉1g/熱湯で7分 |
カルシウム補給にも。桑葉とのブレンドに最適。 |
| クズ花 |
8〜9月(花が咲き始め) |
花房を陰干し。甘い香りを残すため短時間乾燥。 |
乾燥花2g/80℃で5分 |
寒天ゼリーに最適。ほのかな甘みで満足感。 |
| 焙じドクダミ |
6〜8月(開花期全草) |
陰干し→軽く焙煎(香ばしさUP)→冷暗所保存 |
乾燥葉2g/熱湯5分 |
香ばしさで甘味不要。夜の代替スイーツ茶に。 |
| 延命草(ヒキオコシ) |
9〜10月(開花期の全草) |
全草を陰干し、乾燥後細かく刻んで保存。 |
乾燥葉1g/90℃で4分 |
苦味の中に薬草的甘香。夜のリラックス茶。 |
🌿乾燥のコツ:直射日光を避けて風通しを重視。乾燥後は密封して冷暗所へ。湿気ると香り・効能が低下。
② 発酵茶(砂糖ゼロ)
| 種類 | ベース野草 | 発酵方法 | 熟成期間 | 特徴と使い方 |
| 野草紅茶風 |
桑の葉・ヨモギ |
軽く揉捻→湿布状にまとめて半日発酵→40℃で乾燥 |
1〜2日 |
紅茶風味。ラカント微量で穏やかな甘み。 |
| ハトムギ発酵甘酒 |
炊いたハトムギ+米麹 |
60℃で6〜8h保温。発酵中に砂糖不使用。 |
即飲〜1日 |
血糖上昇が緩やか。豆乳で割ると満腹感UP。 |
| カキドオシ酢発酵茶 |
カキドオシ濃縮液 |
常温でSCOBYまたは酢酸菌で2次発酵 |
3〜7日 |
酸味が心地よい。食後ドリンクに最適。 |
③ 乾燥葉を使う糖尿病ケア茶レシピ(砂糖ゼロ)
1. 桑×スギナの常備茶
- 乾燥桑葉2g+乾燥スギナ1g+水500ml
- 90℃で8分抽出→保温ポットへ。
- 毎食150mlずつ。
2. カキドオシ・レモン炭酸
- 乾燥カキドオシ1.5gを濃く抽出(90℃で5分)→冷却。
- 炭酸水150ml+レモン汁+モンクフルーツ少量。
3. 焙じドクダミ黒ごまソイ
- 乾燥焙じドクダミ2g→熱湯200mlで5分抽出。
- 豆乳180mlと合わせて温め、黒ごま小さじ1、ラカント小さじ1/2。
4. クズ花・寒天ジュレ
- 乾燥クズ花2g→熱湯200mlで5分→抽出液200ml+水200ml+粉寒天2g+エリス小さじ2。
- 沸騰2分→冷却→レモン少々。
④ 保存と採取ガイド
- 保存容器:ガラス瓶か茶袋+乾燥剤。冷暗所で半年以内が目安。
- 採取時間帯:朝〜午前中の日差し前が理想(露が乾く頃)。
- 刈り取り:根は残す・同じ株から取りすぎない(自然回復を考慮)。
📦乾燥葉ブレンド保存:「桑葉50%+スギナ30%+ヨモギ10%+カキドオシ10%」が毎日茶に最適。
⚠️安全メモ:
・過剰摂取は避け、1日合計500〜600ml程度まで。
・服薬中・妊娠中は医師相談。
・血糖降下薬との併用は少量からテストを。
・体調変化があれば中止を。