血尿・血精液と前立腺がん生存率

Q&A形式

Q&A

Q1. 血尿・血精液があると生存率は下がる?

A1. 血尿・血精液は「症状」であり、それ自体が直接的に生存率を決める要因ではありません。
前立腺がんでは、がんの位置(尿道や精嚢に近い場合)や炎症でも見られます。

Q2. 生存率を左右する主な因子は?
Q3. Gleason 8(高リスク)の生存率は?
病期5年生存率(がん特異的)10年生存率
限局がん(転移なし)+根治治療あり 90〜95%以上 70〜85% 前後
局所進行〜転移あり 50〜70% 前後 低下(治療法と反応次第)
Q4. 血尿・血精液が出ていると進行している証拠?

A4. 腫瘍が尿道・精嚢に近い場合に出ることがありますが、生存率の数値に直結するデータはありません
むしろ症状が出たことで早期診断につながるケースもあります。

まとめ

・血尿・血精液=予後不良ではなく、病期と治療方針が鍵。
・Gleason 8 は高リスク群だが、転移がなければ長期生存は十分可能
・転移がある場合でも、新規ホルモン薬や化学療法で延命効果が期待できる。
・不安がある場合は主治医に病期・治療選択肢・予後見通しを確認することが大切。

※この情報は一般的な医学知見に基づく教育的整理です。
ご自身の正確な生存率や治療方針は、主治医が行う病期診断・検査結果によって異なります。

.