糖尿病ケア|高GI(上がりやすい)&ほぼ血糖を上げない食べ物

GI(血糖指数)はブドウ糖=100を基準に、食後血糖の上がりやすさを示す指標です。高GI ≧70 / 中GI 56–69 / 低GI ≦55(目安)

白米(粘りの強い短粒)

高GI(例:70〜90) 茶碗1杯 150g ≈ 234 kcal

冷やご飯・雑穀/麦混ぜ・酢/油/たんぱく質を合わせると血糖上昇は緩やかに。

もち(切りもち)

高GI 1個 50g ≈ 118 kcal

餡・砂糖醤油で糖が上乗せ。食べるなら焼き+大根おろし・納豆などと。

食パン(精白・フランスパン等)

高GI(例:70前後〜) 6枚切 1枚 ≈ 158 kcal

全粒粉やライ麦でも“ふわふわ・甘め”は上がりやすい傾向。硬め高繊維が無難。

コーンフレーク・ポン菓子・ライスケーキ

高GI(加工で急上昇) コーンフレーク 30g ≈ 113 kcal

牛乳+砂糖で糖負荷増。ヨーグルト無糖+ナッツで。

じゃがいも(マッシュ/焼き)

高GI(種類・調理で上昇) 中1個 150g ≈ 116 kcal

冷やす→再加熱(レジスタントスターチ↑)。皮付き・油/たんぱく質と併用。

うどん・白い中華麺

中〜高GI ゆで 1玉 250g ≈ 263 kcal

具を高たんぱく(卵・鶏・豆腐)+野菜トッピングで血糖の立ち上がりを緩やかに。

砂糖入り清涼飲料・加糖コーヒー/紅茶

液体糖=急上昇 炭酸飲料 500ml ≈ 225 kcal

“飲む糖質”は特に急峻。基本は無糖飲料へ。

せんべい(米菓)・甘い和菓子

高GI 堅焼き1枚 10g ≈ 38 kcal

“米+砂糖”構成は上がりやすい。食べるなら“1個+食後”に。


🫗 ほぼ血糖を上げない(GI≈0〜低/糖質極少)

「全く上がらない」を厳密に保証するものではありませんが、糖質ほぼゼロ・GIほぼ0のため血糖影響がごく小さい代表例です。

水・炭酸水・無糖のお茶/ブラックコーヒー

GI≈0 0〜2 kcal / 100ml

基本の水分。カフェインは就寝前に注意。

ステビア・羅漢果(ラカント)・エリスリトール

GI≈0(非栄養甘味料/糖アルコール) 0〜0.2 kcal / g(表示上0kcal製品あり)

使い過ぎは味覚の甘さ閾値↑やお腹がゆるむ体質も。適量で。

寒天・ところてん・こんにゃく/しらたき(無糖)

糖質極少・食物繊維主体 寒天 3 kcal/100g|しらたき 6–10 kcal/100g

先に食べる“ベジ・ファースト”に好適。味付けの糖分には注意。

葉物野菜・きのこ・海藻(無糖調理)

低GI&低糖質 例)キャベツ 23 kcal/100g|わかめ 16 kcal/100g

ドレッシングはノンシュガー・酢+油+塩胡椒で。

卵・魚・肉・豆腐(糖質ほぼゼロ〜低)

糖質少・GIの影響小 卵 1個 60g ≈ 91 kcal|木綿豆腐 100g ≈ 72 kcal

主菜を先に摂ると主食の血糖上昇を緩やかに。

ナッツ(無塩・無糖)

低GI(量注意) アーモンド 25g ≈ 150 kcal

脂質・食物繊維で立ち上がり緩やか。食べ過ぎはカロリー過多に。


使い方のコツ(短まとめ)

  • 順番:野菜/たんぱく質 → 主食の順に食べる(ベジ・ファースト)。
  • 冷やす:ご飯や芋を一度冷やす→再加熱でレジスタントスターチ↑。
  • 組み合わせ:酢・油・食物繊維・たんぱく質で血糖の立ち上がりを緩やかに。
  • 量と時間:同じGIでも量(GL=糖質量)と飲み物の糖分で変化。