🌿 自然のアスピリン様野草 成分比較表

野草・薬草名主成分(アスピリン様)部位主な効能注意点
セイヨウヤナギ(西洋柳)サリシン(Salicin)樹皮 解熱・鎮痛・抗炎症(発熱・頭痛・関節痛) アスピリン同様、胃への刺激あり。妊婦・小児は避ける。
メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)サリチル酸メチル花・葉 頭痛・関節炎・消化不良の緩和 サリチル酸過敏症の人は注意。
ドクダミクエルシトリン、フラボノイド類全草 抗炎症・デトックス・血液浄化 アスピリン様ではないが抗炎症補助として有効。
セイタカアワダチソウサリチル酸類、フラボノイド花・葉 抗炎症・リウマチ・筋肉痛軽減 花粉症やアレルギー体質は注意。
ユキノシタサリチル酸・ケルセチン 皮膚炎・やけど・できものの鎮静 外用時はパッチテスト推奨。
カキドオシウルソール酸・ロスマリン酸地上部 炎症抑制・血糖・血圧安定 長期連用は避ける。
ヨモギクロロゲン酸・サリチル酸微量 血行促進・鎮痛・冷え改善 抗凝固剤使用中は注意。
ミント類(ハッカ、ペパーミント)サリチル酸メチル(微量) 頭痛・胃痛・鎮静・血流促進 乳幼児への直接塗布は避ける。
シラカバ(白樺)サリシン・ベツリン酸樹皮・葉 抗リウマチ・利尿・デトックス 樹液過敏者は注意。
💡総括:
アスピリン(アセチルサリチル酸)は、もともとヤナギやメドウスイートのサリチル酸から派生した化合物です。
野草ではこれらの植物が「自然のアスピリン」と呼ばれますが、作用は穏やかで個人差があります。
定期的な服用をしている方(特に血液サラサラ薬)は、併用に注意が必要です。

参考:植物化学データベース(Dr. Duke’s Phytochemical Database)/ WHO Monographs on Selected Medicinal Plants/日本薬草学会誌

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