糖尿病ケアのための 野草茶・発酵茶・レシピ集(砂糖不使用)
目的:血糖の急上昇を避ける・食後高血糖の体感を和らげるために、0kcal甘味+植物ポリフェノール+食物繊維を上手に組み合わせます。
① 野草茶トップ7 砂糖不使用・基本は単味→ブレンドへ
| 野草素材 | ねらい・特徴 | 抽出の目安 | 相性の良い相棒 |
| 桑の葉 |
食後の糖吸収をゆるめたい時の定番。穏やかな抹茶風味。 |
乾燥葉2g/200ml、80–90℃で5–7分。 |
ラカント少量/玄米茶ブレンド |
| カキドオシ |
爽やかな香り。食後スッキリ系の一杯に。 |
乾燥葉1.5–2g/200ml、90℃で3–5分。 |
レモンスライス/エリスリトール少量 |
| ドクダミ(焙煎) |
焙じ香で満足感UP。夜の代替スイーツ飲料に。 |
乾燥葉2g/200ml、熱湯で5分。焙煎でクセ減。 |
きなこ一つまみ/黒ごま少量 |
| ヨモギ |
香りで満腹感サポート。温めたい時に。 |
乾燥葉1g/200ml、80℃で3–4分(濃すぎ注意)。 |
豆乳割り(半々)/エリス微量 |
| スギナ |
ミネラル系。香りは穏やか、ブレンドのベースに。 |
細粉1g/200ml、90℃で7–10分。 |
桑の葉+スギナ=毎食の常備茶 |
| クズ(葉・花) |
やさしい甘香。ゼリーやジュレに応用しやすい。 |
乾燥花2g/200ml、80℃で5分。 |
レモン汁少々/寒天 |
| ミント(在来ハッカ等) |
清涼感で甘味欲求を分散。夏に◎ |
生葉5–7枚/200ml、80℃で2–3分。 |
炭酸割り/モンクフルーツ微量 |
ブレンド基本比率:ベース(穏やか)6:主役(香り)3:アクセント(清涼/酸味)1
② 発酵茶トップ3 砂糖不使用 or 0kcal甘味使用
- 発酵ハトムギ甘酒(0kcal甘味補正)
麹でハトムギを発酵→自然な甘み。血糖配慮のためラカントで甘味補正、蜂蜜・砂糖は使わない。
- 野草コンブチャ(SCOBY)無糖仕上げ
一次発酵の残糖を二次で酢酸発酵させて酸味主体に。飲用時はエリス微量で調整。
- 乳酸発酵ハーブ・クヴァス風
塩1%+野草抽出液で常温24–48h。酸味で満足度UP、ノンシュガー。
注意:発酵飲料は体質差あり。少量(100–150ml)から/胃弱・腎機能に不安がある方は主治医確認。
③ 実用レシピ(砂糖不使用・0kcal甘味のみ)
A. 毎食の常備茶「桑の葉×スギナ」
- 材料:桑の葉 2g、スギナ 1g、水 500ml
- 作り方:80–90℃で8分抽出→保温ポットへ。
- 味調整:エリスリトール 1〜2gまで(無しでもOK)。
- ポイント:食事と一緒に150–200mlずつ。
B. 食後対策の爽快ブレンド「カキドオシ・レモン炭酸」
- 材料:カキドオシ濃い目抽出 40ml、炭酸水 180ml、レモン汁 小さじ1、モンクフルーツ少量
- 作り方:グラスで合わせるだけ。氷は少なめ。
- 飲むタイミング:食後15〜30分。
C. 夜の満足ドリンク「焙じドクダミ黒ごまソイ」
- 材料:焙じドクダミ 2g、無調整豆乳 180ml、水 50ml、黒ごま小さじ1、ラカント小さじ1/2
- 作り方:ドクダミを熱湯で5分→豆乳と合わせ温める→ごまを最後に。
- ポイント:デザート代替に。就寝2時間前目安。
D. ゼリーでゆっくり吸収「クズ花・寒天ジュレ」
- 材料:クズ花抽出 200ml、水 200ml、粉寒天 2g、エリス小さじ2、レモン少々
- 作り方:鍋で沸騰2分→容器で冷却→レモンを表面に。
- ポイント:食後デザートにしても血糖が上がりにくい構成。
E. 発酵系①「発酵ハトムギ甘酒(砂糖ゼロ版)」
- 材料:ハトムギ(炊飯)200g、乾燥こうじ 200g、湯 300ml、ラカント〜大さじ1
- 作り方:60℃帯で6–8時間保温→撹拌。甘味不足はラカントで。
- 提供:100mlを豆乳で1:1に割る。朝 or 間食。
F. 発酵系②「野草コンブチャ(低糖仕上げ)」
- ベース:桑の葉濃い茶+発酵用糖(一次のみ)。二次で酢酸化を進め、出来上がりは酸味主体。
- 飲用時:エリス or モンク微量で味調整。1回100ml目安。
甘味方針:砂糖・蜂蜜・アガベは使わず、エリスリトール/モンクフルーツ/ラカントSのみ。香り・酸味・温度・口当たりで満足度を作る。
④ 1日の飲み方プラン(例)
| タイミング | 内容 | 量 | 狙い |
| 起床後 | 常温の桑×スギナ | 150–200ml | 胃を温め食欲整える |
| 食事中(各食) | 同上/ヨモギ薄め | 150ml | 食後血糖の立ち上がりを緩やかに |
| 食後15–30分 | カキドオシ炭酸 | 150–200ml | 口直し+満足感 |
| 甘味欲求時 | ドクダミ黒ごまソイ or クズ花ジュレ | 1杯 or 120g | デザート代替 |
| 就寝前2h | 温かい焙じ茶系 | 120–150ml | リラックス |
⑤ 安全ガイド・相互作用の目安
- 初回は少量から(1杯=150ml程度)。体調や服薬状況で反応が変わります。
- 腎・肝機能に不安がある/利尿薬・抗凝固薬など服用中は主治医に相談。
- 発酵飲料はガスや酸で胃に合わないことあり。100–150mlから。
- 0kcal甘味でも摂りすぎは味覚の過敏化を招くことがあるため最小量で。
これは一般的な栄養・調理ガイドです。個別の治療方針は医療者の指示を優先してください。