糖質分解発酵 — (表付き)

各野草の「採取時期・使用部位・乾燥方法・保存期間」を章ごとに追加しました(スマホ横スクロール対応)

1. 糖質分解の基本

発酵で作られる酵素・有機酸が糖質分解を助けます。ここでは基本理論と代表野草の基礎情報を示します。

代表野草(基本で使うことが多い)
  • ヨモギ、スギナ、ドクダミ、タンポポ根、カキドオシなど
野草名 採取時期 使用部位 乾燥方法 保存期間(目安)
ヨモギ 春〜初夏(新芽が柔らかい時期が良い) 葉・若芽 陰干し(風通しの良い日陰で)または低温(40℃以下)での乾燥。 乾燥葉:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵で1〜3ヶ月
スギナ(ツクシの出た後の茎) 春〜初夏 地上茎(若い茎) 陰干し後、通気の良い箱で完全乾燥。高温長時間は避ける。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵で1〜2ヶ月
ドクダミ 初夏(花茎が出る前〜満開時) 葉・全草(根は除く) 短時間の暗所陰干しがおすすめ。天日干しは香りが飛ぶことがある。 乾燥:6〜12ヶ月 / 酵母発酵エキス:冷蔵1〜2ヶ月
タンポポ根 春〜秋(根が太くなった秋が栄養豊富) 根(よく洗い土を落とす) 薄切りにして低温(40〜50℃)で時間をかけて乾燥、または陰干し。根は加熱処理推奨。 乾燥根:1年程度 / エキス:冷蔵で1〜2ヶ月
カキドオシ 春〜秋(若葉〜開花期) 葉・茎 陰干しまたは低温乾燥。香りが強いので乾燥後に風通しよく保管。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵で1〜3ヶ月
基本メモ:採取は清潔な場所で行い、薬剤散布の可能性がある場所(道路沿い・畑の端等)は避けてください。

2. 糖質分解 × 脂肪燃焼(代謝アップ系)

代謝を促す成分を持つ野草を選び、短期の発酵で酵素とポリフェノールを活かします。

おすすめの野草
  • スギナ・ヨモギ・イタドリ・カキドオシ・ドクダミ
野草名 採取時期 使用部位 乾燥方法 保存期間(目安)
スギナ 春(ツクシの後)〜夏 地上部全体(若い部分) 陰干し→紙袋などで保管。湿気に注意。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵1〜2ヶ月
ヨモギ 春〜初夏 葉・若芽 陰干しまたは低温乾燥。香りを残すなら短時間の低温乾燥。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵エキス:冷蔵1〜3ヶ月
イタドリ(亜種による差あり) 春〜夏(若芽が柔らかい時) 若茎・葉 薄切りにして陰干しまたは低温乾燥。酸化しやすいので速やかに保存。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵1〜2ヶ月
カキドオシ 春〜秋 葉・茎 風通し良い陰干し。長期保存は乾燥剤入りで密封。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵1〜3ヶ月
ドクダミ 初夏(花期) 葉・全草 薄く広げ陰干し。天日で黒ずむ場合があるので注意。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵液:冷蔵1〜2ヶ月
脂肪燃焼メモ:発酵エキスは少量から試し、運動や食事改善と組み合わせるのが効果的です。

3. 糖質分解 × 腸活(プレ+プロバイオティクス型)

プレバイオティクス(イヌリン等)を含む野草を発酵して、乳酸菌のエサにします。

おすすめ野草(腸活向け)
  • タンポポ根・ドクダミ・スベリヒユ・カラムシ・ヨモギ
野草名 採取時期 使用部位 乾燥方法 保存期間(目安)
タンポポ根 秋(根が太い)〜春 根(よく洗う) 薄切りにして低温でゆっくり乾燥、または加熱処理後に乾燥。 乾燥根:1年程度 / 発酵エキス:冷蔵1〜2ヶ月
スベリヒユ 夏〜初秋 葉・茎 短時間の陰干し。湿気を嫌うため乾燥後は密封保存。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵物:冷蔵1ヶ月目安
カラムシ 春〜夏(若葉) 茎葉(若い葉が食用) 陰干しまたは低温乾燥。繊維質が多いので細かく刻むと扱いやすい。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵:冷蔵1〜2ヶ月
ドクダミ 初夏 葉・全草 薄く広げて陰干し、香りが弱まらないよう短時間が望ましい。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵品:冷蔵1〜2ヶ月
ヨモギ(再掲) 春〜初夏 葉・若芽 陰干しまたは低温乾燥 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵:冷蔵1〜3ヶ月
腸活メモ:乳酸菌を増やすタイプの発酵は冷蔵保存で品質を維持。敏感な人は少量から試してください。

4. 糖質分解 × 美肌 + デトックス

糖化防止・解毒を意識した野草の選定と、短期発酵で抗酸化を残す方法を示します。

おすすめ野草(美肌・解毒)
  • ヨモギ・ドクダミ・カキドオシ・スベリヒユ(抗炎症)
野草名 採取時期 使用部位 乾燥方法 保存期間(目安)
ヨモギ 春〜初夏 葉・若芽 陰干しまたは低温短時間乾燥(抗酸化保持) 乾燥:6〜12ヶ月 / トニック等のエキス:冷蔵1〜2ヶ月
ドクダミ 初夏(花期) 葉・全草 薄く広げ陰干し。色落ちしないよう短時間が望ましい。 乾燥:6〜12ヶ月 / エキス:冷蔵1〜2ヶ月
カキドオシ 春〜秋 葉・茎 陰干し後、通気良く保管。酢漬けでの長期保存が可能。 乾燥:6〜12ヶ月 / 酢漬け:数ヶ月〜1年(冷暗所)
スベリヒユ 夏〜初秋 葉・茎 短時間陰干し。粘性が残るため乾燥はやや慎重に。 乾燥:6〜12ヶ月 / 発酵保存:冷蔵で1ヶ月目安
美肌・デトックスメモ:外用(トニック等)をする場合は必ずパッチテスト。飲用は希釈を推奨します。

採取・保存・判別の共通ルール(必読)

  • 採取時:同定に自信がない野草は採取しない。農薬の可能性がある場所を避ける。
  • 洗浄:流水で泥や虫を落とす。湿気が残らないようよく乾かす。
  • 乾燥:陰干しが基本。高温は有効成分を壊す場合があるため40〜50℃以下推奨。
  • 保存:乾燥材とともに密封し冷暗所保存。エキス類は冷蔵で保管し、表記の目安を参考に使い切る。
最終注意:ここでの情報は一般的な家庭利用の提案です。既往症・薬剤服用・妊娠・授乳等がある場合は医師または薬剤師に相談してください。

よくあるQ&A(短め)

Q:乾燥が足りないとどうなる?

A:カビや変色の原因になります。完全に乾くまで陰干し→低湿度で保管してください。

Q:エキスを長持ちさせるコツは?

A:清潔な器具で処理し、密封・冷蔵(発酵エキス)、酢漬けは冷暗所で保存が有効です。