前立腺がん治療 比較と治療選択フロー

① 費用比較(概算・保険3割負担)

治療法費用の目安
ダビンチ前立腺全摘 約45〜65万円(自己負担)
※実費は150〜200万円
放射線治療(IMRT) 約25〜40万円(自己負担)
※実費は90〜150万円
陽子線治療 約90万円(自己負担)
※公的保険適応あり(泌尿器系)
HIFU(高密度焦点式超音波) 自由診療:70〜150万円
保険外のため施設による差が大きい

※ 高額療養費制度利用で実質負担はさらに大幅減。

② 再発パターン別の最適治療

再発パターン最適治療
PSAのみ上昇(生化学的再発) ・放射線治療(サルベージ照射)
・ホルモン療法追加
※ 転移なしなら救済放射線が最も推奨
局所再発(前立腺床) ・サルベージ放射線治療
・小範囲なら再HIFUも可能
リンパ節転移 ・ホルモン療法(ADT)
・必要に応じ化学療法(ドセタキセル)
骨転移 ・ホルモン療法(最優先)
・骨合併症対策(デノスマブ/ゾレドロン酸)
・疼痛があれば局所放射線

結論: PSA再発 → まず「救済放射線」 局所再発 → 放射線 or 再HIFU 転移あり → ホルモン療法中心

③ 前立腺サイズ別の適応

前立腺の大きさ適応治療
20〜40cc(標準) 全治療が適応 (全摘・放射線・陽子線・HIFU)
40〜60cc(やや大) ・全摘 → 可能 ・放射線 → 問題なし ・陽子線 → 問題なし ・HIFU → 事前にホルモン療法で縮小する場合あり
60cc以上(大きい) ・全摘 → 可能(経験豊富な医師推奨)
・放射線 → 問題なし
・陽子線 → 問題なし
・HIFU → 適応外になりやすい

HIFUは前立腺が大きいと届かないため、縮小が必要なことが多い。

④ HIFU後の再発時に選ばれる治療フロー

STEP 1:PSAの上昇を確認
 ↓

STEP 2:MRIで局所 or 転移を判定
 ↓

判定次の治療
局所再発のみ ★再HIFU ★サルベージ放射線治療(最も推奨)
局所+PSA急上昇 ・放射線 + ホルモン併用
リンパ節転移あり ・ホルモン治療(ADT) ・必要に応じて化学療法
骨転移あり ・ホルモン治療 ・疼痛部局に放射線 ・骨保護薬

HIFU → 再発 → サルベージ放射線 が最も多い流れ。

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