🩺 前立腺生検後|運動種類別の復帰目安

基本:「0〜1日 安静」→「2〜7日 軽め」→「8〜14日 徐々に戻す」→「15日〜 通常へ(症状なければ)」

ウォーキング 低負荷

当日〜翌日:室内のみ 2〜3日:15–20分/日 4〜7日:30分/日まで
  • 坂・速歩は8日目以降、症状なければ可。
  • 出血が増える/尿が濃赤に変化→中止し休む。

ストレッチ・関節可動域 低負荷

2日目〜:上半身・下肢の軽い伸ばし 4日目〜:全身ゆっくり
  • 腹圧を強くかける反動ストレッチは14日まで避ける。

骨盤底に優しい体操(ドローイン/軽いブリッジ) 低〜中負荷

3〜4日目:各5回×1–2セット 7日目〜:各10回×2–3セット
  • 息を止めず、痛み・出血があれば中止

自転車(サドル圧が強い) 中〜高負荷

14日目〜:短距離・低強度で試す 21日目〜:通常へ段階的
  • ノーズ短め/中央溝ありサドル推奨。違和感・血尿→中止。

ランニング/ジョグ 中負荷

10〜14日目:LSD的に10〜20分 15日目〜:5分刻みで延長
  • 着地衝撃で出血再燃のことあり。違和感あれば歩きに戻す。

筋トレ(自重/マシン) 中負荷

10〜14日目:上半身中心・低重量 15日目〜:下半身・体幹を徐々に
  • 腹圧高い種目(スクワット高重量、デッド、腹筋強度)は14日以降に様子見で。

水泳/プール 中負荷

10〜14日目:水中ウォーク・軽泳 15日目〜:本格再開
  • 創部感染予防の観点で早期は避ける。医師の指示を優先。

格闘技・球技・登山など高強度 高負荷

21日目〜:段階的に復帰(症状ゼロが前提)
  • 接触/腹圧/長時間の負担が大きいため、3週目以降に。
再開の合図(OKサイン)
  • 尿・便の血が薄くなり増えない
  • 会陰部の痛み/違和感がほぼ無い
  • 体温が平常、排尿トラブルなし
NGサイン(中止&連絡)
  • 鮮紅色の血尿が続く/血塊が出る
  • 38℃前後の発熱・悪寒・強い痛み
  • 排尿困難(出にくい/出ない)

実践のコツ

  • 強度は「前の週の+10〜15%」目安でゆっくり。
  • 水分・塩分を適切に(濃い尿は刺激になる)。
  • 抗凝固薬/抗血小板薬の再開タイミングは医師指示を厳守
  • 生検方法(経会陰/経直腸)や採取本数によって個人差あり。主治医の指示を最優先。

※性行為は出血が落ち着くまで控えるよう指示されることがあります。