72時間(発生直後〜3日間)の優先行動
直後(0〜2時間)
- まず身の安全確保(安全な屋外へ/家具の下)
- 火の始末・ガスの元栓を閉める
- 負傷者の応急手当と119通報
短期(2〜24時間)
- ラジオ・自治体の情報を確認(地域放送・防災アプリ)
- 避難指示に従って指定避難所へ移動
- 飲料水・必要医薬品の確保(1人1日1〜2Lが目安)
継続(24〜72時間)
- 野草の活用(即席の栄養補給や味噌・甘酒の活用)
- 地域での物資分配と情報共有(自治会リーダーと連携)
- 保存食の管理・未開封の食品を節約
防災植物の“即利用法” — 電気・水が少ない状況向け
以下は、限られた道具や水で栄養を得る簡単な方法です。**まずは同定(種の判別)を確実に**。不安な場合は食べないでください。
ヨモギ
使い方:葉を軽く揉んでお茶に(少量のお湯で抽出)・粉末化してふりかけ。消化を助ける役割。
使い方:葉を軽く揉んでお茶に(少量のお湯で抽出)・粉末化してふりかけ。消化を助ける役割。
オオバコ(葉)
使い方:やわらかい葉を踏んで泥を落とし、短時間茹でて刻む。塩と混ぜて保存容器へ。
使い方:やわらかい葉を踏んで泥を落とし、短時間茹でて刻む。塩と混ぜて保存容器へ。
スギナ
使い方:乾燥させて粉末に。少量の粉をスープやおかゆへ混ぜてミネラル補給。
使い方:乾燥させて粉末に。少量の粉をスープやおかゆへ混ぜてミネラル補給。
カキドオシ
使い方:若葉を刻み、塩少々で揉んで保存。薬効(伝承)を活かす補助的な使用。
使い方:若葉を刻み、塩少々で揉んで保存。薬効(伝承)を活かす補助的な使用。
停電下での保存・調理のコツ
- 塩蔵:生葉を洗って水分を拭き、粗塩をまぶして容器へ。冷蔵が無くても短期保存可能。
- 乾燥:日中の風通しの良い場所で干して粉末に。軽量で長期保存に有利。
- 発酵(簡易):甘酒や味噌などは平時に仕込んでおく。非常時は既成の発酵食品が強い味方。
持ち出し・備蓄チェックリスト(印刷・保存用)
- 飲料水(1人1日1〜2L × 3日分)
- 非常食(レトルト・乾パン・野草粉末など)
- 携帯ラジオ/モバイル電源
- 応急セット(包帯・消毒薬・常備薬)
- 懐中電灯・予備電池
- 身分証のコピー・現金(小銭)
- 地域連絡先メモ(自治会・避難所)
※ 印刷して家の見やすい場所に貼ってください。
地域連携・安全の約束
自治会や避難所運営者と連携し、「野草の採取は講師同行で」「医薬品との相互作用を確認」のルールを徹底し、野草は補助食材として活用し重篤な体調不良がある方は医師の指示に従ってください。