英名:Sweet wormwood/Annual wormwood|和名:クソニンジン|属:ヨモギ属(キク科)
| 学名 | Artemisia annua L. |
|---|---|
| 和名/別名 | クソニンジン(年ヨモギ)※独特の匂いに由来。ヨモギ(A. princeps)とは別種。 |
| 原産・分布 | ユーラシア東部原産。各地で帰化。河川敷・道端・空き地など日当たりと水はけの良い場所に多い。 |
| 形態の特徴 | 一年草。葉は羽状に細かく裂けレース状。茎は分枝しやや溝が入る。花はごく小さい頭花が房状に下垂。 |
| 識別のコツ | 強い芳香(葉を揉むと顕著)/細裂葉/一年草。多年草のヨモギ類(ヨモギ・オオヨモギなど)と混同注意。 |
※成分量は部位・収穫時期・乾燥条件で大きく変わります。民間利用時は「個体差が大きい」前提で少量から。
医薬品の抗マラリア薬(アルテミシニン製剤)は、本種から抽出・精製した有効成分を規格化したものです。乾燥葉や自家製茶は医薬品の代替にはなりません。
※皮膚刺激を感じたら中止。浴槽の材質によって香りが残る場合があります。
※アルテミシニンは水に溶けにくく、抽出量は不安定。連用・大量摂取は避けるのが基本。
| ヨモギ(A. princeps) | 多年草/葉裏に白い綿毛/芳香は穏やか/食用・草餅に利用されることが多い |
|---|---|
| ニガヨモギ(A. absinthium) | 多年草/銀緑葉で強苦味/アブサン等の原料で知られるが別種 |
| クソニンジン(本種) | 一年草/細かく裂けたレース状の葉/強い香り/花は小さく房状に多数 |
免責:本ページは食品・園芸・民間活用の一般情報です。疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。健康効果の表現は薬機法順守のため控えめに記載しています。
〜抗酸化と免疫バランスを支える自然の力〜
※アルテミシア・アヌアは苦味が強いため、飲みすぎには注意しましょう。
※妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、医師や専門家にご相談ください。
自然の恵みを活かした、飲み物・料理・発酵の3スタイル。
| タイプ | 飲み物(ハーブティー) |
|---|---|
| 効能のヒント | 体調バランスを整え、からだを軽やかに保つ。 |
| 材料 | 乾燥アルテミシア・アヌア小さじ1、熱湯200ml、レモン汁数滴、はちみつ小さじ1(お好み) |
| 作り方 |
1. カップまたはポットに乾燥葉を入れる。 2. 熱湯を注ぎ、5〜7分ほど蒸らす。 3. 茶こしで濾し、レモン汁・はちみつを加えて仕上げる。 |
| タイプ | 料理(滋養系) |
|---|---|
| 効能のヒント | からだを温めながら、内側から整える自然の粥。 |
| 材料 | アルテミシア・アヌア(乾燥葉少量)/米0.5合/にんじん・大根・しょうが少々/塩少々 |
| 作り方 |
1. 鍋に米と水(約600ml)を入れ、弱火で煮る。 2. 野菜を加え、柔らかくなるまで煮る。 3. 火を止める直前にアルテミシア葉を加えて、香りを移す。 4. 塩で味を整えて完成。 |
| タイプ | 発酵飲料 |
|---|---|
| 効能のヒント | 自然発酵の力で体をめぐらせ、すっきり整える。 |
| 材料 | アルテミシア・アヌア生葉30g、てんさい糖200g、水200ml、レモン1/2個 |
| 作り方 |
1. 清潔なガラス瓶に葉・砂糖・水・レモンを入れる。 2. 1日1回軽くかき混ぜ、常温で3〜5日発酵させる。 3. 泡が出て香りが爽やかになったら、濾して冷蔵保存。 4. 水や炭酸で3〜4倍に薄めて飲む。 |
「自然が授けた爽やかな一滴。からだを内から整える、アルテミシア・アヌアの力。」