🌿 野草発酵エナジードリンクレシピ集

🍁四季の代表レシピ(春・夏・秋・冬)を、家庭用レシピです。安全に配慮してお楽しみください。

🌸 春 — ヨモギ & スギナ 酵素エナジー(家庭用)

材料(約1L)
  • 乾燥ヨモギ(または刻んだ生葉) 30 g
  • 乾燥スギナ 20 g
  • 甜菜糖(またはてん菜糖) 300 g
  • レモン(薄切り) 1個
  • 水 800 ml
作り方
  1. 瓶・器具は煮沸消毒する。
  2. 瓶にヨモギ・スギナ・甜菜糖を層にして入れ、最後にレモンをのせる。水を注ぐ。
  3. 常温(20〜25℃)で1週間ほど置き、1日1回軽く上下を返す。
  4. 発泡や甘酸っぱい香りが出たら濾して冷蔵保存(約1か月)。
飲み方・保存
  • 冷やして朝の目覚めに100ml程度。
  • 保存は冷蔵で、風味低下したら速やかに使い切る。
注意:キク科アレルギーの方はヨモギに注意。発酵中の異臭やカビが出たら破棄してください。
期待される効能
デトックス・代謝促進、微量ミネラル供給、軽い滋養作用。

家庭ポイント
甜菜糖は天然ミネラルを含むため発酵香が豊かになります。レモンは風味と保存性の補助。

🌿 夏 — スベリヒユ & ドクダミ 乳酸風ソーダ(家庭用)

材料(約500ml)
  • スベリヒユ(刻み) 大さじ2
  • 乾燥ドクダミ 10 g
  • 黒糖 40 g
  • レモン汁 大さじ1
  • 水 400 ml
  • 市販の乳酸菌飲料 少量(スターター)
作り方
  1. 器具を消毒。水でスベリヒユ・ドクダミを5分ほど煮出す。
  2. 火を止めて冷まし、黒糖とレモンを溶かす。
  3. 乳酸菌を少量加え、ふたを緩めて1〜2日室温で発酵(発泡を確認したら冷蔵)。
飲み方・保存
  • 冷やしてスポーツ後の水分・ミネラル補給に適。保存は冷蔵で5〜7日目安。
注意:乳酸発酵は炭酸が溜まりやすいのでガス抜きを忘れずに。塩分制限の方は控えめに。
期待される効能
電解質補給、抗酸化・疲労回復サポート。

家庭ポイント
発泡は自然な炭酸感。強い発泡が出たら即冷蔵で発酵を止めてください。

🍁 秋 — タンポポ根 甘酒エナジー(家庭用)

材料(約1杯分)
  • 市販米麹甘酒 150 ml
  • タンポポ根粉 小さじ2
  • イタドリ葉 少々
  • クコの実 3粒(刻む)
作り方
  1. 温めた甘酒にタンポポ根粉とクコの実を加えてよく混ぜる。
  2. 一晩なじませると風味が落ち着きます。冷やしても温めて飲んでもOK。
飲み方・保存
  • 朝食や夜の回復ドリンクとして。冷蔵で2〜3日以内を目安に。
注意:甘酒は糖分が高めです。糖尿病など糖制限のある方は薄めてください。
期待される効能
腸内環境の調整、免疫維持、栄養補給。

家庭ポイント
甘酒はそのままでも発酵を進めるベースになります。タンポポ根は胃にやさしい苦味源。

❄ 冬 — ヨモギ & アカネ 蜂蜜発酵(家庭用)

材料(約500ml)
  • ヨモギ粉 小さじ1〜2
  • 乾燥アカネ 10 g(または少量の朝鮮人参代替)
  • 蜂蜜 200 g
  • 水 400 ml
  • 生姜 すりおろし 少々(好みで)
作り方
  1. ヨモギとアカネを弱火で5〜10分煮出して濾す。
  2. 人肌に冷まして蜂蜜を溶かし、清潔な瓶に移す。
  3. 常温で7〜14日発酵(軽く蓋をするかガーゼ覆い)。発酵の香りがよくなったら冷蔵保存。
飲み方・保存
  • 温めてショット的に少量を飲むと体が温まります。冷蔵で数週間(発酵具合により変動)。
注意:蜂蜜発酵はアルコールが少量出る場合があります。運転前や子ども、妊婦は注意してください。
期待される効能
血行促進・滋養強壮・冷え改善。

家庭ポイント
生姜は血行促進に優れます。蜂蜜は発酵でアミノ酸や有機酸が増えることがあります。
共通の衛生メモ(家庭用)
  • 器具は熱湯消毒または煮沸してください。
  • 表面のカビ(緑・黒・白)は必ず廃棄。
  • 発酵中の強い腐敗臭(腐った匂い)がしたら破棄。
  • 妊婦・授乳婦・服薬中の方、持病のある方は医師に相談してください。
成分サマリ(参考レンジ/100ml)
季節代表成分(レンジ)発酵変化目安
クロロフィル 12〜18 mg / シリカ 8〜12 mg / ビタミンC 20〜30 mgビタミンC +15〜25% / ポリフェノール +20%
ルチン 15〜25 mg / カリウム 100〜150 mg / 乳酸菌 10⁶〜10⁷ CFU/mlポリフェノール +25〜40% / 乳酸菌生成
イヌリン 600〜900 mg / ポリフェノール 30〜50 mg / B群 0.3〜0.5 mgB群 +10〜30% / イヌリン安定
サポニン 20〜30 mg / クロロゲン酸 15〜20 mg / アルギニン 40〜60 mgサポニン +10〜25% / アルギニン +15〜35%

詳細な成分データ・一次出典・推定ロジックの記載は「野草発酵エナジー 成分データ集」をご参照ください(内部リンク:下部の「成分データ集へ」ボタン)。

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共通注意(必読)
  • 本ページの数値・レシピは家庭用参考および研究者向け目安です。実測が必要な用途では適切な分析を行ってください。
  • 発酵食品の作成は衛生管理が重要です。不安がある場合は専門ラボに相談してください。
免責:ここに示した情報は参考用です。医療行為や治療を目的としたものではありません。

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