🏞️野草にスポットを当てよう🍃
自然の力を最大限に活かした発酵漬物
✨発酵漬物は、発酵の力を借りて野菜やハーブの風味を深め、体に優しい健康的な保存食を作ることができます。スベリヒユ(つる植物の一種)やカキドオシ(薬草)を使った漬物は、自然の香りと風味が感じられ、発酵による栄養価もプラスされます。以下にそれぞれの漬物のレシピを紹介します。
スベリヒユのぬか漬け
スベリヒユは、野草の一種で、栄養価が高く、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされます。ぬか漬けにすることで、スベリヒユの風味が引き立ちます。
材料:
- スベリヒユ(新鮮なもの): 約100g
- ぬか床(自家製ぬか床または市販のもの): 適量
- 塩: 小さじ1(ぬか床の塩分が足りない場合)
- 水(ぬか床の調整用): 適量
作り方:
- スベリヒユの準備: スベリヒユは新鮮な葉を使用します。葉や茎をよく洗い、汚れを落とします。長さを調整したり、硬い部分を取り除いたりする場合もあります。
- ぬか床の準備: ぬか床が乾燥していたり塩分が足りない場合は、少し水と塩を加えて調整します。ぬか床の塩分は発酵を促進するため、塩が少ないと発酵がうまく進まないことがあります。
- スベリヒユをぬか床に漬ける: スベリヒユをぬか床に軽く押し込みながら入れます。全体がぬかに覆われるようにし、空気が入らないように注意します。
- 発酵させる: スベリヒユをぬか床に漬けたら、冷暗所で1日から3日程度発酵させます。発酵の具合を見ながら、好みの味になったら取り出して食べます。発酵が進むと風味が深まり、より酸味が強くなります。
- 完成: 発酵が終わったら、スベリヒユのぬか漬けが完成です。ぬか漬けはそのまま食べることもできますが、ご飯のお供やおつまみとしても楽しめます。
カキドオシの塩漬け
カキドオシ(別名:カキドオシ草)は、薬草として知られ、鎮静作用や消化を助ける効果があるとされています。塩漬けにすることでその風味を長期間保存できます。
材料:
- カキドオシ(新鮮な葉): 約50~100g
- 塩: 約10g(カキドオシの量に対して)
- 水: 約50ml(カキドオシを湿らせるため)
- 重し(漬物の上に乗せるため): 適量
作り方:
- カキドオシの準備: カキドオシは、葉をよく洗って土や汚れを取り除きます。茎が硬い部分があれば取り除きます。
- 塩で下処理: 塩をカキドオシにまんべんなく振りかけ、軽く揉んで塩が葉に馴染むようにします。そのまま30分から1時間ほどおいて、余分な水分を出します。
- 塩水を作る: 水50mlに塩を加え、完全に溶かして塩水を作ります。
- カキドオシを漬ける: 塩を揉み込んだカキドオシを容器に入れ、塩水を注ぎます。カキドオシの上に重しをのせて、カキドオシが塩水にしっかり浸かるようにします。
- 発酵させる: 塩漬けにしたカキドオシを涼しい場所に1~2日間置きます。発酵が進んでいくと、カキドオシの風味が変化し、酸味が出てきます。
- 完成: 発酵が完了したら、カキドオシの塩漬けは完成です。発酵の進み具合はお好みで調整できます。ご飯やおかずのアクセントとして食べることができます。
ポイント:
- スベリヒユは、ぬか床で発酵させることで、独特の風味と食感が楽しめます。ぬか漬けの発酵が進むことで、スベリヒユの栄養素が引き立ちます。
- カキドオシは、塩漬けでシンプルに漬けることで、その香りと薬草の風味が味わえます。発酵を少し進めることで、より風味が増して食べやすくなります。
🧺どちらの漬物も、自然の薬草の味わいが感じられる健康的な一品です。季節の野草や薬草を取り入れて、発酵の力で風味豊かな漬物を楽しんでください。