フライパンで焼く 発酵天然酵母パン
オーブンがなくても作れる、外は香ばしく中はしっとりの天然酵母パン。フライパン調理で手軽に楽しめます。
材料(直径18〜20cm フライパン1台分)
- 強力粉:250g
- 天然酵母液(元種または保持している酵母):100ml
- 水(または牛乳):60〜80ml(生地のまとまりを見て調整)
- 砂糖:10〜15g(甘さ控えめ)
- 塩:小さじ1/2
- オリーブオイル(またはバター):大さじ1(生地に混ぜる)
- (オプション)ナッツやドライフルーツ:適量
作り方
- 材料を合わせる: ボウルに強力粉・砂糖・塩を入れて混ぜ、中央に酵母液と水を加える。オリーブオイルを入れてざっくり混ぜる。
- こねる: 台に出して10分程度よくこねる(またはボウルでしっかり捏ねる)。生地が滑らかになり、弾力が出たらOK。
- 一次発酵: 丸めてボウルに入れラップ、温かい場所で1〜4時間発酵。室温や酵母の元気さで時間は変わる。生地が1.5〜2倍になれば一次完了。
- ガス抜きと成形: 発酵後ガスを抜き、軽く丸めてフライパンの焼くサイズ(厚さ2.5〜3cm目安)に成形する。鉄のフライパンなら直径18〜20cmが扱いやすい。
- ベンチタイム(短め): 10〜20分ほど置いて生地を休ませる。成形の形を整える。
- 下焼きの準備: フライパンに薄く油を敷き、中火で温めておく。蓋を用意(鍋蓋、または大きめのボウルで代用可)。
- 焼く(弱めの中火→弱火):
- フライパンを中火で温め、生地を入れて約3〜4分焼く(底に焦げ目がつくまで)。
- 火を弱め、蓋をしてさらに8〜12分蒸し焼きにする。厚みや火力で調整し、竹串や串で中央を刺して生地がくっついてこなければ中まで火が通っています。
- 仕上げ: 火を止めて余熱で2分ほど置き、取り出して網の上で冷ます。好みで溶かしバターを塗るかオリーブオイルを垂らす。
コツ・ポイント
- 酵母の元気さを確認: 酵母は季節や保存状態で力が変わるので、予め元気か確認(泡立ちや香り)してから使いましょう。
- 焼きムラ対策: フライパンの蓄熱がキモ。厚手のフライパンがあると火の通りが安定します。最初は中火でしっかり熱してから弱火で蒸し焼きにするのが安全。
- 表面の色づき: 底が焦げやすければフライパンを一旦火から外して蓋だけで蒸す時間を長めにすると良いです。
- バリエーション: 生地にナッツやチーズ、ハーブを練り込むと風味が増します。ドライフルーツは水分で生地が重くなるので量に注意。
- 保存: 当日中に食べるのが一番。翌日食べる場合はラップして冷蔵、食べる前に軽くトーストすると風味が戻ります。
📌 TIPS(上手に作るコツ)
- 発酵の見極め: 生地が約2倍に膨らみ、指で押してゆっくり戻ればOK。
- フライパン温度: 弱火でじっくり。焦げ防止にフタを少しずらすと蒸気が逃げやすい。
- 香ばしさアップ: 仕上げに弱火で両面をもう一度焼くと風味が増す。
- 保存方法: 冷めてからラップ→保存袋に入れて冷凍すれば1週間程度美味しく食べられる。
よくあるトラブルと解決
- 中が生っぽい: 焼き時間が足りないか、火力が強すぎて表面だけ焼けている可能性。弱火で時間をかけて蒸し焼きに。
- 表面が硬い: 生地の水分が少ない、または焼きすぎ。次回は水分を少し増やす。
- 膨らまない: 酵母が弱い、または発酵温度が低い。少し暖かい場所で発酵時間を延ばしてみる。