🌸 葛の花 発酵酒サポートガイド
📄 発酵カレンダー(温度・日数別)
室温や季節に応じた発酵の進み具合の目安です。
| 気温 | 泡が出始めるまで | 香りが立つまで | アルコール感 |
| 30℃前後(真夏) | 1〜2日 | 3〜4日 | 5〜7日 |
| 25℃(初夏・秋) | 2〜3日 | 4〜5日 | 7〜10日 |
| 20℃(春) | 3〜4日 | 6〜7日 | 10〜14日 |
| 15℃以下(冬場) | 5日〜 | 発酵が弱い | 発酵困難 |
※日数は目安です。毎日匂いや泡の様子を観察しましょう。
🧫 野生酵母の取り出し方(スターター化)
葛の花から酵母を取り出し、他の発酵に使う方法です。
- 葛の花(無農薬)を30〜50g採取する。
- 軽く水洗いし、水気を切って瓶に入れる。
- 水100ml+砂糖またはハチミツ10〜15gを加える。
- 常温でふたをせずガーゼで覆い、毎日混ぜる。
- 3〜5日で泡立ち・発酵臭が出たら完成(酵母液)。
- 冷蔵保存し、パンや酒・甘酒などに利用可能。
🧪 酵母液は1週間以内に使い切るのがベスト。冷凍保存も可能。
🧃 ペットボトルで作る簡易版 葛の花発酵酒
初めての方や少量で試したい方向けのレシピです。
📌 材料(500mlペットボトル1本分)
- 葛の花:20g
- 砂糖:50g
- ぬるま湯(35℃):400ml
- レーズン:10g(天然酵母源)
🛠 手順
- ペットボトルに材料をすべて入れる。
- キャップを緩めて(爆発防止)、常温で放置。
- 毎日軽く振り混ぜる。泡が出たら発酵中。
- 5〜7日後に濾して冷蔵保存し、完成。
※発酵中はガスが発生します。キャップは絶対にきつく閉めないこと。
※冷蔵庫に入れると発酵が止まり、1週間程度保存可能。
📘 応用&保存方法
- 自然発酵が進んだ液体は冷蔵保存で3〜5日、冷凍で1ヶ月持ちます。
- 瓶詰して冷蔵庫に入れる際は、ガス膨張に注意。
- 酵母液はパン種や発酵甘酒づくりにも応用できます。