野菜“栽培品”なし/野草・薬草・山菜メインの健康レシピ集 スマホ対応

目的:栽培野菜を使わず、野草・薬草・山菜+木の実・きのこ・海藻・山いも系で栄養を満たす現実的プラン。
※長期の完全自給は栄養と安全性の管理が難しいため、塩・水分・発酵・保存・季節ローテを前提に設計。

基本方針(不足しやすい栄養を補う)

安全メモ:ワラビは加熱&重曹下処理でも過食NG(発がん性の議論あり)。トチ・ドングリは徹底的なアク抜き必須。野草は同定・下処理・食中毒対策を厳守。

1日のモデル(例)

目安総量:1,700–2,000kcal、たんぱく質 50–70g をナッツ・山いも・海藻で確保。

ドングリのフラットブレッド

主食保存可(粉)
材料(2枚)
  • ドングリ粉(渋抜き済み)… 150g
  • 塩 … ひとつまみ
  • 水 … 120–150ml
作り方
  1. 殻むき→砕き→流水&温水で数回アク抜き→乾燥→粉に。
  2. 粉・塩・水で耳たぶ、5mm厚にのばし両面を焼く。
  3. ノビル味噌やエゴマだれで。

うま味強化は干し椎茸粉を生地に小さじ1混ぜる。

自然薯のカリとろ焼き

主菜高アミノ酸
  • 自然薯 とろろ … 200g
  • クルミ粉 … 大さじ2
  • 塩 … 少々
  1. 自然薯をすりおろし、クルミ粉と塩を混ぜる。
  2. 薄く広げ弱中火で両面焼き、外カリ中トロ。

仕上げにノビル刻み+海塩。たんぱく質・ミネラル補給に◎。

栗と乾燥きのこのポタージュ

朝食向け
  • ゆで栗 … 150g
  • 干し椎茸(戻し汁ごと)… 2枚
  • 塩 … 少々
  • 水 … 300ml
  1. 材料を煮て潰し、滑らかにする。
  2. 塩で調えて温かいうちに。

椎茸の核酸系うま味×栗の糖で満足感UP。

セリと海藻の浅漬け

副菜生食+ミネラル
  • セリ … 80g
  • 戻したアオサ … 大さじ2
  • 塩 … 2つまみ
  • 酢 … 小さじ1
  1. 刻んで塩でもみ、酢を絡め10分。

ヨウ素・マグネシウム補給。塩分は控えめに。

ヨモギ塩麹団子(甘くない)

主食・間食発酵
  • ヨモギ(下茹で刻み)… 30g
  • クズ粉 … 60g
  • 塩麹 … 小さじ2
  • 水 … 適量
  1. 材料を練り、丸めて湯で浮いたら氷水へ。
  2. 海塩ひとつまみで食べる。

クズ澱粉で持続エネルギー+塩麹のうま味。

ノビル味噌だれ(野菜不使用版)

万能保存
  • ノビル … 120g
  • 味噌(在来麹)… 120g
  • みりん … 大さじ2
  1. ノビルを刻み弱火で水分を飛ばす。
  2. 味噌・みりんと練る。パン状・団子・焼き物に。

塩分は控え目(1食5–7g目安で全体塩分に注意)。

コゴミの胡麻和え(エゴマ/シソ実)

副菜
  • コゴミ … 200g
  • 炒りエゴマ粉 … 大さじ2
  • 塩 … 少々
  • 戻し汁(椎茸)… 小さじ2
  1. 塩少々の湯で1分→冷水→水気を絞る。
  2. 粉・塩・戻し汁で和える。

エゴマ脂質で脂溶性栄養の吸収も◎。

栗とクルミの「山だれ」

高エネルギー乳製品不使用
  • 栗の裏ごし … 80g
  • クルミ … 40g(すり潰し)
  • 塩 … ひとつまみ
  • 水 … 適量
  1. 材料をペーストに。焼き物・団子・フラットブレッドに。

たんぱく質・脂質・亜鉛の底上げに。

セリ・ヨモギの乳酸発酵浅漬け

保存プロバイオ
  • 刻んだ野草(セリ/ヨモギ/ノビル葉など)… 300g
  • 塩 … 野草重量の2%
  • 煮冷まし水 … ひたひた
  1. 消毒瓶に材料を詰め、空気を抜いて常温1–3日。
  2. 酸味が出たら冷蔵。1か月目安。

腸内環境のベース作りに。香りが強い葉は少量から。

干し椎茸と海藻のだしスープ

だし代替毎日OK
  • 干し椎茸 … 2–3枚
  • アオサ/ヒジキ … ひとつまみ
  • 塩 … 少々
  • 水 … 400ml
  1. 戻し汁ごと温め、海藻を加えて塩で整える。

核酸系+ミネラルで「満たされ感」を演出。

仕込み&保存ローテ(現実的な年間運用)

水分・塩・衛生管理が生命線。発酵は必ず清潔器具&温度管理で。

重要な注意(必読)