栄養メモ

さつまいもの葉っぱ(ツル先・若葉)の効能

さつまいもの葉は、緑黄色野菜クラスのカロテノイドビタミンC、さらにビタミンK・葉酸・カリウム・カルシウム・食物繊維が豊富な山菜的“畑の葉物”。ポリフェノール(クロロゲン酸など)も多く、日々の健康づくりをやさしくサポートします。

主な栄養と期待されるサポート

  • β-カロテン/ルテイン:抗酸化サポート、乾燥対策・目や皮膚の健康維持に。
  • ビタミンC:酸化ストレス対策・鉄の吸収サポート。
  • ビタミンK:骨の健康維持に(カルシウムの働きをサポート)。
  • 葉酸:赤血球の生成を助ける栄養素。妊娠を計画している方の栄養補給にも。
  • カリウム:塩分過多の食生活を整えるのをサポート(むくみ対策に)。
  • カルシウム・マグネシウム:骨や筋のコンディション維持に。
  • 食物繊維:お腹の調子をととのえるサポート、食後血糖の急上昇を抑える助けに。
  • ポリフェノール(クロロゲン酸等):日常の抗酸化ケアの後押し。

こんな方にうれしいポイント

  • 季節の変わり目のコンディション維持に。
  • 骨・歯の健康を意識したいときに。
  • 野菜不足を感じる日の“もう一皿”に。
  • 油と合わせてβ-カロテン吸収UPを狙いたいときに(炒め物・胡麻和え)。

かんたん栄養ポイント表

抗酸化サポートβ-カロテン/ルテイン/ビタミンC/ポリフェノール
骨・歯の健康ビタミンK/カルシウム/マグネシウム
めぐり・むくみケアカリウム
お腹ケア食物繊維(不溶性・水溶性)
赤血球づくりを助ける葉酸(+ビタミンCで鉄吸収サポート)

おいしい食べ方(下処理&調理のコツ)

  • 若い葉・ツル先を選ぶとえぐみが少ない。
  • 下茹で:沸騰湯で30–60秒→冷水へ。えぐみ軽減&色よく。
  • 油と相性◎:胡麻油や菜種油でさっと炒めるとカロテン吸収UP。
  • おすすめ:ニンニク炒め、胡麻和え、味噌汁、ナムル、ピーナッツ和え、天ぷら。
  • 保存:固めに茹でて水気を切り、小分け冷凍。1か月目安。

かんたんレシピ3選

  • さつまいも葉のニンニク炒め:下茹で葉+油+にんにく+塩。仕上げに醤油少々。
  • 胡麻味噌和え:すりごま・味噌・みりん・酢を混ぜ、ざく切り葉と和える。
  • スープ(味噌/中華):葉を小口、豆腐や卵と合わせて1杯に。
※β-カロテンは油と一緒で吸収性が高まります。

注意と安全メモ

  • 腎機能に制限のある方はカリウム量に注意が必要な場合があります(医療者の指示に従ってください)。
  • ビタミンKを多く含むため、ワルファリン等を服用中の方は食事量の変動に注意。
  • アクが気になるときは短時間下茹で→水さらしで食べやすく。

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