🍒野草は非常時の「日常食」— 五箇山から広がる防災植物ムーブメント
👉 災害が多い日本で、備蓄の中心はこれまでレトルトや乾パンでした。けれど山里の四季は、私たちにもっと頼もしい資源を届けてくれます。シロツメクサ、カキドオシ、オオバコ、ツユクサ、スギナなど──正しい知識があれば、普段の食卓でも、停電が続く非常時でも栄養源になる「防災植物」です。
平時においしく食べることが、非常時の命綱になる──このシンプルな考え方を地域の暮らしに組み込んでいきましょう。
非常時の3つの柱
防災植物ラボ
食べられる野草100種をデータベース化。季節カレンダーと採取ピンマップを公開し、誰でも見分けと採取場所を確認できる仕組みを提供予定
発酵・保存イノベーション
野草発酵甘酒、野草味噌、野草キムチ、粉末麹調味料などで、長期保存と栄養性を両立。停電時でも使える保存形態の実践
体験プログラム
野草ウォーク+発酵で県内外・海外からの学びを受け入れ、交流を生み出す
都市ともつながる“分散型レジリエンス”
🍃 ベランダでも育てられる「防災植物」を都市部に提供。採取会・レシピ交換を通して、平時から野草茶やふりかけにして食べる習慣つくり。いざという時、手元の草木が食材になる体験は暮らしの安心感を大きく高めます。
安全の基本
- 同定:誤認を避けるため、まちがいなく種類を見極めることを最優先に指導します。毒草との識別ポイントを明示。
- 調理・下処理:アク抜きや加熱の目安を明記。薬機法に配慮した表現(例:「健やかサポート」等)で使用例を案内。
- 保存方法:乾燥・塩蔵・発酵での保存法を標準化し、停電時でも継続利用できる形を整備します。
注意:野草採取は場所や時期、個人の体質でリスクが変わります。専門ガイドの指導に従い、安全確認を必ず行う。
活動に参加するメリット
- 備蓄コストの分散(買い置きに頼らない備え)
- 地域資源を活用した観光・教育・雇用創出
- 平時からの食文化と非常時対応力の同時強化
世界遺産の里・五箇山から「命を守る食文化」を全国へ──行政・学校・企業・市民の連携で、学びと観光の循環を一緒に。野草は、今日の食卓と明日の備えを、同時に強くしてくれます。