🌿 野草発酵と防災活用ガイド
野草発酵は「常温で保存できる栄養源」。電気・水・ガスが止まっても使える天然保存法です。
ここでは、非常時にも役立つ発酵・乾燥・野草保存の知恵を紹介します。
🍶 発酵保存に向く野草一覧
| 野草名 | 主な発酵用途 | 保存期間 | 効能 |
| カラムシ | 酵母種・発酵クッキー | 6か月 | 整腸・免疫 |
| ヨモギ | 甘酒・味噌・塩麹 | 1年 | 冷え改善・血流促進 |
| ドクダミ | 発酵酢・発酵ドリンク | 1年 | 抗菌・デトックス |
| スギナ | 発酵茶・味噌 | 1年 | ミネラル補給 |
| タンポポ根 | 発酵コーヒー風飲料 | 1年 | 肝臓強化・疲労回復 |
🌾 発酵×防災レシピ集
◆ カラムシ発酵クッキー(常温栄養源)
材料:乾燥カラムシ粉 小さじ1、米粉50g、甘酒30ml、油少々。
混ぜて天日またはフライパンで弱火焼き。
👉 冷蔵不要・保存1週間・整腸効果あり。
◆ ヨモギ塩麹(発酵調味料)
材料:乾燥ヨモギ粉 小さじ1、塩麹200g。
混ぜて常温発酵(2〜3日)。
👉 抗菌・代謝UP・野菜・ご飯に活用可。
◆ ドクダミ発酵酢(天然保存液)
材料:乾燥ドクダミ10g+米酢200ml+黒糖小さじ2。
3週間常温放置→濾して保存。
👉 抗菌・消臭・飲用・傷洗浄にも応用。
◆ スギナ味噌(発酵保存食)
材料:味噌200g+乾燥スギナ粉 小さじ1。
混ぜて瓶保存(冷暗所でOK)。
👉 常温で半年保存可、鉄分・シリカ補給。
◆ タンポポ根発酵茶(焙煎保存茶)
乾燥タンポポ根を炒り、熱湯で3分。
👉 コーヒー代替・眠気防止・血糖安定。
🔥 停電・断水時の草活用法
- 乾燥野草は軽く湯を注ぐだけで茶・スープ・薬湯になる。
- 発酵液(酢・塩麹)は調味料・殺菌・洗浄に兼用可能。
- 甘酒はエネルギー・水分・ミネラル補給に最適。
- 発酵草粉末は非常食へ混ぜて腸環境を維持。
💡非常時の持ち出しメモ:
乾燥草(小袋)+発酵調味料(小瓶)+甘酒粉末。
湯さえあれば「草茶・発酵スープ・栄養補給」が可能。
🌿 草の防災力:救荒植物の知恵
かつて飢饉や戦時に食をつないだ「救荒植物」は、
現代では災害時の「防災植物」として再評価されています。
カラムシ・スギナ・ヨモギ・ドクダミなどは、乾燥しても栄養を失わず、
発酵によって保存・味・栄養が高まります。
◆ 五箇山式発酵保存セット
・ヨモギ塩麹
・スギナ味噌
・ドクダミ酢
・乾燥カラムシ葉
→ この4つがあれば、調味・抗菌・栄養すべてカバー可能。
⚠ 保存時の注意:
・湿気を避け、瓶・紙袋・真空袋に保存。
・直射日光NG。
・発酵品はガス抜き注意(常温発酵時)。
発酵は「草の命を眠らせる保存術」。
防災と暮らしをつなぐ、古くて新しい知恵です🌾